バンドネオンと私
子供の頃の感性というのは、鋭く研ぎ澄まされているとつくずく感じています。私も同様に小学生の頃、ドイツのコンチネンタル・タンゴオーケストラのアルフレッド・ハウゼ楽団(知る人ぞ知るその世界の大御所)の碧空(あおぞら)やオレ・グワッパ等の繊細であって力強い演奏に心を奪われておりました。特にバンドネオン(後にそれと分かるー美しい音のする?アコーデオンだと思っていました。)の澄んだ音が、その青空の青を連想して以来、大学生まで殆ど毎日ハウゼ楽団のレコードを聞いていました。1800年代の中頃ドイツ人のハインリッヒ・バントによって考案されたバンドネオンがアルゼンチン・タンゴの主役楽器であることを知らない世代が多くなった現在、先頃のピアソラブームでその存在がわずかに知られるようになりました。私は大学時代偶然に、あのアルフレッド・ハウゼ楽団の主席バンドネオン奏者で、作・編曲家のオットー・ヴィット氏に出会い、バンドネオン並びに、ドイツ人ならどう作曲し、編曲するかを幸運にも学ばせていただくことが出来ました。以来30年余りたちました。日本人である私がどのようにその音楽の世界をとらえ、味わい深く皆様にお聞かせできるか、私自身心して取り組んでゆきたいと思っています。ありがとうございました。 オーハシ・グランド・オーケストラ大橋剛
Posted: 5 月 28th, 2008 under 未分類.
Comments: none
